東北旅行で乗り換えのために利用した新花巻駅。
駅での待機時間がしばらくあったので、夏で暑かったこともあり早めに待合室で過ごすことにしました。
待合室に入るとそこには大谷翔平選手をはじめとした、花巻ゆかりの野球選手の展示がありました。
また、花巻出身の宮沢賢治氏に関するものも新花巻駅にありますので、併せて紹介します。
新花巻駅の大谷翔平選手をはじめとした野球選手に関する展示
新花巻駅の待合室の展示概要
JR新花巻駅の新幹線側の改札口に併設されている待合室には、大きな展示コーナーが設置されています。
上部ののれんと「湯ったり湯っくり HOTする花巻の温泉」や両サイドの「花巻温泉郷」の柱を模したものから、花巻が温泉地ということがすぐにわかります。
そして、その奥には引きの写真からでもわかる大谷選手に関する展示があることがわかります。
(写真は2022年7月に訪れた際のものです)
新花巻駅の大谷翔平選手の展示
そして、「花巻温泉郷」の間を通ると二刀流としてメジャーリーグでも大活躍しており、日本人のみならず、アメリカ人にとっても大きな存在で、一大ムーブメントを起こしている大谷翔平選手の展示があります。
展示内容はユニフォームをはじめとした多岐にわたるものがありましたので、ご紹介していきます。
また、花巻に工場を置く精密機械メーカーの「ツガワ」から、板金加工技術を生かして、大谷選手の大リーグMVPを記念してパンチングアートが花巻東高校に2点寄贈されたとのこと。
市民に公開することで、より一層活躍を応援してもらう機会になればということで、花巻東高校は市に寄贈し、新花巻駅の展示として私たちの目に触れる場所に展示されています。
そして、デザント社提供で、
「夢の対決 ピッチャー大谷 対 バッター大谷」
の人形の展示もあり、二刀流の大谷選手だからこそできる展示がされていました。
くまっちはたまたま乗り換えの間の時間に発見し、花巻は野球どころなんだなと一目で感じることができました。
このような展示があることで、この展示を目にするために駅に訪れるファンの方もいらっしゃるのかなと思います。
また、なんといっても地元高校出身者の英雄に関して、地域の中で人が集まる駅という場所で展示をされているというのは、地元の方々の活力や誇りとなり、地域にパワーを与えてくれるものだと感じました。
新花巻駅のその他の選手の展示
大谷選手をはじめ、花巻ゆかりの野球選手は数多くプロ野球の世界へ輩出されており、私が訪問した時点では、花巻ゆかりの選手として、
・花巻市出身者
・富士大学出身者
・花巻東高校出身者
の以下の選手が紹介されていました。
・大谷 翔平 選手 (花巻東高校)
・小野 泰己 選手 (富士大学)
・川原田 純平 選手 (花巻市)
・菊池 雄星 選手 (花巻東高校)
・佐々木 健 選手 (富士大学)
・佐藤 龍世 選手 (富士大学)
・鈴木 翔太 選手 (富士大学)
・高橋 樹也 選手 (花巻東高校・花巻市)
・多和田 真三郎 選手(富士大学)
・外崎 修汰 選手 (富士大学)
・中村 恭平 選手 (富士大学)
・堀田 賢慎 選手 (花巻市)
・松本 遼大 選手 (花巻東高校・花巻市)
・山川 穂高 選手 (富士大学)
(※名前:五十音順・情報は2022年7月時点におけるパネル紹介より)
宮沢賢治氏について
宮沢賢治氏の概略
宮沢賢治氏は花巻の出身で、詩人・童話作家です。
代表的な作品としては、『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『雨ニモマケズ』といったような、日本人なら一度は目にしたことがあるであろうものをはじめとし、その他にも多くの作品を残しています。また、花巻市立宮沢賢治記念館の鉄道最寄り駅が新花巻駅となっています。
駅名標やホームの展示
新花巻駅での乗り換えは、在来線の釜石線から新幹線への乗り換えだったのですが、在来線の駅のホームに降り立った時、まず目にしたのがこの駅名標です。
釜石線は『銀河鉄道の夜』のモチーフとなった岩手軽便鉄道を前身としていて、宮沢賢治氏が作中にエスペラント語をよく用いたことから、釜石線の各駅にはエスペラント語で愛称が設定されています。新花巻は「ステラーロ(星座)」となっており、「SL銀河」運行に合わせて釜石線の各駅名標が改修され、新花巻は星座にちなんだデザインとなっています。
新花巻駅の情報
※2022年8月21日現在での情報になります。
場所
路線情報
・JR東日本 東北新幹線
・JR東日本 釜石線
営業時間
みどりの窓口:5:50~22:20
指定席券売機:5:50~23:20
まとめ
新花巻駅には、メジャーリーグで大活躍する大谷翔平選手をはじめとした、花巻に関連する野球選手の展示がありました。
訪問者が花巻に興味を持つことができ、大谷選手の他にも、多くの選手が花巻とつながりがあり、実際に足を運んでみて野球が盛んな地域として感想を持ちました。
また、地元の方にとっては誇りになる存在を身近に感じることができ、とてもよい展示でした。
宮沢賢治氏も花巻ゆかりの方と知ることができ、地元の著名人で街や沿線に活気を付けて行きたいという思いが伝わってきました。