ブラタモリ~佐賀の発展は水にあり?~のSNS反応や佐賀の反射炉について紹介 | くまっちアンテナ

ブラタモリ~佐賀の発展は水にあり?~のSNS反応や佐賀の反射炉について紹介

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2023年3月18日放送のブラタモリ「佐賀~佐賀の発展は”水”にあり?~」では、佐賀藩の水との付き合い方や「反射炉」が登場しました。

ここで登場した反射炉という単語はあまり聞き慣れない方もいらっしゃったと思います。

そこで、今回はブラタモリ佐賀水路編のTwitterの感想を集めるとともに、今回登場した佐賀反射炉について調査を行いました。

番組ではあまり触れられることのなかった佐賀藩が日本で初めて実用化させた反射炉についてどのようなものだったかご紹介するとともに、実際に学べる場所などをご紹介していきます。

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ブラタモリ放送時のTwitterの反応

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まずはブラタモリの放送を見た方々のTwitterの反応をご紹介していきます。

ブラタモリで紹介された佐賀の水路について

佐賀は広大な平野なため、一度に水が流入すると洪水が起こりやすい地形になっています。

治水をするために水路が張り巡らされ有効活用されています。

ブラタモリで紹介された佐賀平野の成り立ち

佐賀平野は干満の差が激しい有明海から、満潮時に運ばれた泥によって、当初の海岸線が泥で埋められていき、徐々に徐々に陸地がひろがっていきました。

佐賀平野には水路だらけの集落が

治水のために張り巡らされた水路の中に集落があります。

ブラタモリで紹介された水路の高さを変えることで水を自在に操る佐賀

佐賀は水路のわずかな高低差と井樋という装置によって上水道の水をうまく利用して、全体の水のコントロールをしています。

ブラタモリで紹介された反射炉や大砲づくりについて

反射炉の仕組みや、反射炉を使用するにあたってどのように水路が活用されていたか紹介されました。

見逃したブラタモリを視聴する方法

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ブラタモリを見逃してしまったという方、この放送回の本編を今から見てみたいという方に朗報です!

ブラタモリはリアルタイムで番組を見逃してしまっても視聴する方法があります。

2つの方法を紹介しますので、ご自身に合った方法でぜひご視聴ください。

見逃したブラタモリをNHKプラスで視聴する

NHKの地上波の番組は、一部を除いて「NHKプラス」というサービスで、1週間見逃し配信無料で視聴できます。

ブラタモリもNHKプラスの対象になっていますので、放送から1週間以内でしたら見逃しても無料で楽しむことができます。

NHKプラスは放送受信契約のある世帯が対象のサービスです。初回の方は、利用申込みと認証の手続きを行い、NHKプラスIDの登録が必要になります。

見逃したブラタモリをU-NEXT NHKオンデマンドを利用して視聴する

放送から1週間経過した番組は、NHKプラスで視聴することができなくなってしまいます。

そのような場合でも、U-NEXTでNHKオンデマンドを利用することにより、1週間を経過しても視聴可能になります。

U-NEXTは無料トライアルがありますので、その特典を使用することで31日間無料で利用可能です。

大河ドラマや朝ドラなど、様々な番組を過去のものまで見放題で視聴することができますので、ブラタモリの今回の回に限らず、他の見逃した番組も視聴したいという方はぜひお試しください。

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ブラタモリで紹介された反射炉とは

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今回のブラタモリで反射炉が紹介されましたが、反射炉とはそもそもどのようなものなのか、佐賀藩とはどのような関係があるのかを説明していきます。

ブラタモリで紹介された「反射炉」とはいったいどういうものか

反射炉とは、大量の鉄を高温で溶かす施設です。

主にレンガを使用して建設されています。

炉内で燃やした木炭の熱を反射させて、鉄がある部分に熱を集中させて溶かすため、反射炉と言われています。

大量の鉄を一気に溶かすことができるため、大砲の大型化や生産性の向上という部分で、それまでの製鉄方法とは一線を画す当時の最新技術を取り扱う建造物でした。

佐賀は水路が張り巡らされており、材料や大砲などの運搬に利があったため、海から離れた陸地でも反射炉の建設に適している環境でした。

日本初の反射炉は佐賀藩が初めて実用化に成功

佐賀藩(鍋島藩)は教育熱心な藩であり、長崎の港の警備も任せられていたことから、西洋科学に接する機会が他藩より多く存在しました。

警備の際に海防の観点から、大砲による守りが必要と藩主鍋島直正は感じ、大砲生産のために反射炉の建設を推し進めます。

海外の書物から学び、最初は失敗の連続でしたが、教育熱心な藩で育った人々の力により、改良を重ねていった結果、嘉永5年(1852)には、良質な溶鉄を得られるようになりました。

その結果、アームストロング砲・カノン砲などといった大砲の生産が佐賀藩内で可能になりました。
この日本で初めて実用化に成功した反射炉こそが「築地反射炉」です。

また、大砲にの砲身に穴をあける作業が、水路の水を利用した水車を動力として行われました。

水路は材料は大砲を運ぶ水運の機能だけでなく、動力エネルギーとしても活用され、水路を計画的に利用している佐賀だからこそできることでした。

ペリー来航後の反射炉の役割

嘉永6年(1853)にペリーが来日したことで、幕府が海防警備のために台場(今のお台場)に大砲を設置するために、当時すでに反射炉を実用化していた佐賀藩へ大砲50門を発注します。

大砲50門は築地反射炉だけでは生産力が不足しているということで、佐賀藩は新たに「多布施反射炉」を建設し、大砲の増産体制を築きました。

また、「反射炉」という単語をご存じの方は、まず最初に「韮山反射炉」を思い浮かべる方が多いと思います。

韮山反射炉はペリー来航後に建設されたもので、幕府の命により佐賀藩からも応援部隊が派遣されていました。

この韮山反射炉の建設には、すでに反射炉の実用化を成功させていた佐賀藩から技術者が派遣され、大きな役割を果たしたと言われています。

佐賀で反射炉について学べる場所

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ご紹介した反射炉について佐賀県で学べる場所についてご紹介していきます。

築地反射炉跡

佐賀市長瀬町にある佐賀市立日新小学校の敷地内に築地反射炉の模型が設置されています。

築地反射炉の模型のすぐ傍には、復元されたカノン砲も設置されています。

こちらのカノン砲は実際に使用することができ、日新小学校で開催されるお祭りの目玉イベントとして、カノン砲の空砲発射があります。

ちなみに日新小学校の校歌の歌詞には「反射炉」が登場し、児童たちも反射炉に愛着を持っています。

↑校歌の動画です(最後に反射炉模型の映像有)

多布施反射炉跡

佐賀市伊勢町に記念碑と説明文が設置されています。

通りから川を挟んで橋を渡って反対側の場所にあります。入口が狭いため入って大丈夫か少し不安になりますが、そのまま進んでいくと記念碑と説明文を見ることができます。

佐賀県立佐賀城本丸歴史館

佐賀城本丸御殿の一部を復元した歴史館で、佐賀城跡に建設されています。

本丸御殿を復元した施設は佐賀城本丸歴史館が日本初で、建物に入ると一面に広がる畳敷きの景色は圧巻です。

この施設では主に「幕末維新期の佐賀」をテーマに紹介されていて、本丸御殿というスケールの大きさに負けない多くの展示があります。

その展示の中に築地反射炉に関するものも当然あり、理解が深まること間違いなしの場所です。

タモリさんが実際に動かしていた大砲に穴をあける装置の模型も置いてあるようです。

しかも入館料が無料・駐車場も119台収容可能となっていますので、日新小学校の築地反射炉跡地の反射炉の模型や、多布施反射炉跡とあわせてぜひ足を運んで頂きたい施設です。

ブラタモリ~佐賀の発展は水にあり?~に関する紹介のまとめ

ブラタモリの佐賀水路編の感想と共に、佐賀の反射炉についてご紹介しました。

佐賀の城下町は水路がとても計画的に整備され、洪水が起きやすい地域をうまく治めてきました。

また、その水路のおかげで反射炉の建造・利活用が円滑に行われていきました。

ブラタモリでは反射炉に関して詳細は紹介されませんでしたが、水を利活用した反射炉に関しても、少し踏み込んだ部分までご紹介しました。

番組を機にこの記事に興味を持っていただき、佐賀のさらなるすごさをこの記事で感じて頂けると幸いです。

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