毎年福岡でマラソンが行われていることはご存じの方も多いと思いますが、近い日程に2つのフルマラソンの大会「福岡国際マラソン」と「福岡マラソン」があるのはご存じだったでしょうか。
意識していないと「マラソンやってるんだ~。え?この前もやってなかったっけ?」ってなることも。
2つの大会があることは知っていても、「福岡国際マラソン」と「福岡マラソン」の違いがどこにあるのかわからない人も多いと思います。
今回はこの2つの大会について違いがわかりやすい部分を調べてみました。
福岡国際マラソン・福岡マラソンの参加資格・選手層に関する違い
福岡国際マラソンと福岡マラソンでは、参加する選手層が明確に違ってきます。
その内容についてそれぞれご紹介します。
福岡国際マラソンの参加資格・選手層
2019.12.1以降に以下の記録の保持者の男子
・フルマラソン:2時間24分以内(申込者の記録上位110名まで)
・ハーフマラソン:1時間04分以内(申込者の記録上位5名まで)
上記の参加資格から、福岡マラソンは男子のトップレベルの選手が集まるマラソンということがわかります。
また、人数もかなり限られているため、間延びしないコンパクトに進むマラソンということがわかります。
福岡マラソンの参加資格・選手層
定員:12,000人
上記の情報から、福岡マラソンは市民ランナーがたくさん参加する、一般のランナーに広く開かれたマラソンということがわかります。
福岡国際マラソン・福岡マラソンの開催日程に関する違い
福岡国際マラソンと福岡マラソンでは、開催日程はもちろん異なりますが、比較的近い日程で開催されます。
そのことから「あれ、この前もマラソンやってたのにまたやるんだ?」となる方も多いのではないでしょうか。
2022年の開催日程を例にしてご紹介します。
2022年の福岡国際マラソンの開催日程
スタート時刻:12時10分
福岡国際マラソンはトップレベルの選手が走るため、比較的短時間でレースを終了させることができることや、テレビ放送の兼ね合いなどから、昼のスタートになっていると予想されます。
2022年の福岡マラソンの開催日程
スタート時刻:8時20分
福岡マラソンは市民ランナーも走り、6時間45分以内に完走できる方ということで募集がかかっているので、時間がかかることを想定されています。
そのため、スタート時刻も8時20分と朝早くからとなっていることが予想されます。
福岡国際マラソン・福岡マラソンのコースに関する違い
福岡国際マラソンと福岡マラソンでは、使用するコースが異なる為、規制される道路もそれぞれ違うものになってきます。
「今日福岡市に行ったら交通規制にひっかかりそうだな」と漠然と思っていても、案外影響がない場合もあるので、まずはリサーチをしてみることをお勧めします。
福岡国際マラソンのコース
ゴール :平和台陸上競技場
コースのルート概略は以下の通りです。
1.平和台陸上競技場から西へ進み、姪浜駅を通り越し、下山門通りを南下します。
2.福重JCT付近から東へ進み対象通り・薬院大通を抜け、博多駅の前を通り過ぎたのち、千早駅近くのハローワーク福岡東を折り返します。
3.そこからは平和台陸上競技場へ一気に向かっていきゴール。
福岡国際マラソンの特徴としては、福岡市内の主要道路を1周するため、都市部の広範囲で交通規制が起こり、通常の交通に関して影響が多くの人に発生します。しかしながら、トップレベルの選手のみがレースに参加するため、時間は間延びせず、比較的早く規制が解けることが予想されます。
2022年のルートは福岡国際マラソンの公式ページから確認することができます。
福岡マラソンのコース
ゴール :糸島市交流プラザ志摩館
コースのルート概略は以下の通りです。
天神をスタートして糸島方面へ向かっていくコースになります。一方通行の為、出発地点に戻ってこないコース設定です。
そのため、選手が駆け抜けたら順次交通規制が解かれていきます。
福岡マラソンの特徴としては、天神周辺の都市部は早めに規制が解かれますが、市民ランナーが出るイベントで、制限時間が長く設定されています。
そのため、一番遅いところだと16:35分まで規制がかかります。2022年の福岡マラソンの規制情報についてはこちらで詳しく確認することができます。
また、給水のほかに給食もあり、ランナーが楽しみながら走れるマラソンという色が濃く出ていることがわかります。
2022年のルートは福岡マラソンの公式ページから確認することも可能です。
まとめ
今回、福岡国際マラソンと福岡マラソンの違いについて見ていきました。
福岡マラソン:市民ランナーが走るのを楽しむことができるマラソン
ということがわかりました。
また福岡でマラソンがあるときに外出をする際は、福岡国際マラソンと福岡マラソンでコース設定が異なるため、事前にコースを把握することで、規制に巻き込まれない手段を上手に選択しましょう。